プレスリリース

国内初*1 全国のマンションの「将来価格」をAIが推定、算出 新サービス【マンション将来価格予測サービス】をサイト公開～物件購入前に1～30年後の資産価値を予測～

「不動産×WEB×ビッグデータ」の領域で、さまざまな不動産テックサービスを開発、展開する株式会社ワンノブアカインド(本社：東京都港区、代表取締役社長：川島 直也、以下当社)は、2020年12月16日、AI(人工知能)によりマンションの将来価格を推定、算出する新サービス「マンション将来価格予測サービス」を、当社が運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」内に公開いたしました。

「マンション将来価格予測サービス」は、当社が2010年より運営している「マンションレビュー」が保有する、全国約14万7千棟*2の分譲マンションでの過去10年以上に渡る販売情報ビッグデータから、築年数などの「物件概要」や「販売価格の変動履歴」をベースに、「エリアの不動産相場」「将来の日経株価指数」など不動産価格と相関するデータを掛け合わせることで、AIが該当物件の資産価値を判断し、購入から1～30年後までの「将来価格」を推定、算出するもの。「マンションレビュー」登録会員向けのサービスとして無料で提供いたします。
不動産の資産価値や将来価格の予測サービスについては、すでに投資用物件のカテゴリーで展開されておりましたが、一般ユーザーが自分で住むための実需用の物件について、予測将来価格をWEBサイト上でユーザー自身が確認できるサービスの提供は、当社が国内初となります。

本サービスの開発にあたっては、共働き世帯の増加などによるライフスタイルの多様化や、昨今のコロナ禍でのテレワークの普及による居住可能エリア拡大などの影響を受け、マンションをはじめとする住宅について、“終の棲家”という価値観での購入から、住みかえを前提に“いつかは売るもの”として購入検討するかたが増えているという背景があります。

当社が2019年10月に「マンションレビュー」会員向けに実施したアンケート*3では、「不動産購入を検討するうえでの悩み」として、物件そのものや周辺環境など現況についての項目以外に、「将来の『売却』や『資産価値』について不安」という回答が33.5％にのぼりました。
その不安から、物件の購入に踏み切れないという回答も多くみられたため、購入検討者に対し、現在の相場・資産価値だけでなく購入後の価格動向まで予測できるサービスも合わせて提供することは、不動産購入における客観的な判断材料のひとつとして、大きなサポートになると考えます。
また、すでに物件を所有しているユーザーに対しても、売却のタイミングを検討する際に本サービスの利用を推奨。不動産の購入・売却のいずれの取引においても、「マンションレビュー」の提供サービスがその判断の一助として定着することを目指し、情報サイトとしての価値をより高めたい考えです。

当社は今後も「マンションレビュー」の利便性を高めるべく、唯一無二の新たなサービスの開発に取り組み、「ユーザーが後悔しない不動産取引」の実現につなげてまいります。

*1 *2 2020年12月現在 当社調べ *3 2019年10月「マンションレビュー」会員向け実施のユーザーアンケート、有効回答数2,994人



【「マンション将来価格予測サービス」算出の4ステップ】
■STEP1: 該当物件の「住戸条件」を具体的に指定

マンション名だけではなく、算出を希望する住戸の条件を細かく指定することで、「購入／売却したい部屋」についての将来価格をより高精度に予測します。

■STEP2: 「現在の適正価格」を自動算出

まずは物件の「現在の適正価格」や適正相場からの乖離率を算出。物件の販売価格が適正かどうかを知ることで、相場に対して「割高な購入」や「安価での売却」を防ぐことにつながります。


■STEP3: 株価および年数の指定

【ユーザー判断により、日経平均株価の将来価格および年数を選択します。日経平均株価は5,000円から45,000円まで1,000円刻みでの指定、年数は1年後～30年後までの指定が可能です。
株価については、参考データとして直近での日経平均株価を表示することで、株取引についての知識がなくても相場の指定・将来価格の算出が可能です。

■STEP4: 「将来価格」を自動算出

ユーザーが指定した「株価」「年数」の条件に基づき、当社の保有データベースから推定した「将来価格」と「相場坪単価」を算出。グラフで、株価変動時の推定相場の推移も確認可能です。


【株価シミュレーション付グラフ推移】

算出した推定の「将来価格」相場は、数字だけではなく、指定した年数後までの推移をグラフで視覚的に確認可能です。
グラフでは、ユーザーが指定した株価での推定相場のほか、指定株価からプラス50%/マイナス50%の場合、さらに株価が現状維持の場合のシミュレーションも表示されるため、より多角的に相場・価格をとらえることができます。

【参考: サービス活用イメージ】

※本サービスで算出可能な数値をベースにした架空の参考例・考察です
※本サービスにより算出する価格・相場は、当社の保有するデータと独自のAI技術により算出するもので、将来の価格を確約するものではございません。不動産取引のひとつの目安としてご活用ください